魔女と猫

魔女と猫

黒井よだか

【タフガイの運び屋×魔女の末裔 契約から始まる逃避行ラブ】
〈あらすじ〉
表向きは配達員だが、夜は裏社会の”運び屋”でもある須藤。頑丈な体だけを取り柄に、金のために生きる人生を送るが、素っ気ない態度のお隣さん・宇野をつい目で追ってしまう。ある日、夜の仕事帰りにいつも通り挨拶すると、自身の傷だらけの姿を見た宇野に心配され怪我の手当てをしてもらう。お礼と銘打ち共に鍋をつつく仲になるが、魔女の映画を観て泣き出す宇野。酔いつぶれた宇野と添い寝し、翌日からやけに距離を取られてしまう。下心に気づかれたかと不安になっていると、街中で宇野がカタギではない輩に絡まれているのを見かけてしまい──?