The apple of my eye

The apple of my eye

円場喜与

【借金のかたに痛めつけられていた青年を買い、囲う。不穏に拡がる執着愛の果ては―――】
〈あらすじ〉
裏家業の掃除屋として働く彗。ある日同行した事務所でボロ雑巾のように扱われている男がいた。帰り道、「三万で俺を買ってくれないか」と路地裏からかけられた声の主は、事務所で痛めつけられていた男・レスリーだった。野良猫のように縋るレスリーの瞳に、かつて継父に虐待され殺されてしまった飼い猫を重ねた彗は、家へと連れ帰り――。