泥に花屑

凡乃ヌイス

【クズにインプリンティングされた一途な男の泥濘の愛】
〈あらすじ〉
「俺の特別になってみる?」
その甘い言葉は、何者でもなかった俺を酔わせるには充分だった――
汰桜にとって、世那は世界のすべて。
世那が求めてくれるなら、どんなことだって受け入れる。
自分にとってのハジメテは全部世那。
世那がそばにいてくれる…こんな幸せがずっと続けばいいと、そう思っていた――