そして、海に日が昇る

かれい煮太郎

【置いていった男×置いていかれた男、10年越しのリバイバルラブ。】
〈あらすじ〉
「お前の笑顔が好きで、海辺の町へ帰ってきた。」
会社を辞めた貴一郎は、引っ越しの準備をしているときに古い携帯電話を見つけた。
そこには悪ガキだったあの頃、いい思い出も、悪い思い出もたくさん詰まっていた。
なかでも、悪友・晃太の笑顔が一番多く、親友の一線を越えていた日々を思い出す。
また笑顔が見たいと思い立ち生まれ育った町へ帰ると、そこには変わらない笑顔を浮かべる晃太がいて――